ー 企 業 理 念 ー

         「継承史観」が社会形成・組織形成、人間形成の未来への成長の力となる

              昨今インバウンドで世界中から多くの外国人が日本へやってきます。その中で外国人の方々へ対する気遣いとして最も
             評価が高いのがいわゆる「おもてなし」という文化です。おもてなしとは、お客様や大切な人を尊重した気遣いや心配り
             のことを意味する、日本独自の文化です。これは、平安・室町時代に発祥した茶道(茶の湯)から始まったと言われてい
             ます。また、日本人の「おもてなし」の心の基盤には、誰に対しても自然に親切に接する意識があると考えられます。
             おもてなしの精神は、日本でのビジネスにも生かされています。例えば、企業が利便性や価格を超えた、幸せや心地よさ
             の気配りを提供するといった精神は、おもてなしの心が貴重な要素になっていると言えます。またお客様にとって想定内
             のことはサービスでしか無く、お客様の期待をいい意味で裏切るような気遣いこそが「おもてなし」と言えます。誰に教
             わったわけでもなく脈々と受け継がれてきた日本人のよき独特の気遣いの精神が私たちの日常の中に存在します。この脈
             々と受け継がれてきたものの見方や考え方、価値観、感情、習慣、文化、建築などの思想概念を「継承史観けいしょうしかん」と呼んでい
             ます。しかし継承史観は全てが正しいわけではありません。良きにつけ悪しきにつけても私たちの先祖がこういう考え方
             をしていたという精神的な遺産を明確にすることが大切だと考えます。日本人が脈々と受け継いできた素晴らしい精神的
             遺産や思考的遺産をいま一度掘り起こし、普遍的なものの本質やものの見方を検証し現代の社会的動向と鑑みながらこれ
             らの遺産がみなさまの未来を築いていく成長の力となるよう私たちは取り組んでまいります。
             

                                            株式会社 ヒューマン・アソシエイツ

                                                代表取締役  瀧井 達朗